仏製フィルムノワール:密告者大集合
ちょっとここで、いろんな「密告者」をご紹介しておきます。
といっても、フランス語でいう密告者。

まずは無難なところから・・・

- un dénonciateur / une dénonciatrice
動詞は dénoncer
普通に聞こえてくる言葉ですね、これは。

- un indicateur / une indicatrice
動詞は indiquer ですが辞書を見ると「密告する」という意味では使われてないみたいですね。

- un délateur / un délatrice

- un espion / une espionne
いわゆる「スパイ」。動詞は espionner ですが、こちらも密告するよりも、実際に「人の動向を探る」という意味で使われています。


次はいわゆる俗語の類。

- un mouton
なぜ羊さんが密告者なんでしょう。もしかして、羊さんたちが群れたときのあの雲のような背中が敵にまぎれゆく「密告者」を連想させるからでしょうか。

- un mouchard
こちらは本来「(監房の扉の)のぞき穴」とか「監視装置」とかいう意味。
動詞は moucharder

- un donneur / une donneurse
動詞は donner

- une balance
こちらは女性形だけ。男もラ・バランス♪
動詞は balancer で「乱暴に投げ捨てる」「暴言をはく」という意味でも使います。
※捨て台詞を言う= balancer des mots
現代のTVドラマや映画などを観ていると、この balancer という言葉が一番よく聞こえてくるような気がします。


こうやって並べてみると「密告者」ひとつでいろんな言葉があるんですね。さすがレジスタンスの国(笑)。
最後の une balance ですが、80年代の映画にこの言葉がそのまま題名になった映画「La Balance」(邦題『愛しきは女、ラ・バランス』)がありますが、今回はちょっと時間切れ。
次はこの映画のことをちょっとだけ・・・
| 2007/02/12 - 20h | 仏製フィルムノワール | Comment (0) | この記事のURL |


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